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デイリーNKは今年2月、在ロシア北朝鮮労働者のの管理を行う建設会社の保衛員(秘密警察)のチェ・ソンチョル氏の非道なやり方を、現地からの情報提供をもとに報じたが、北朝鮮当局は彼を処罰するどころか、「誠実な保衛イルクン(幹部)だ」と激励して、事件を隠蔽した。

(参考記事:編集部にある北朝鮮男性から届いた「命がけのSOS」

このデイリーNKを報道を受けて、国家保衛省の海外反探局(スパイ摘発部署)は、ロシアにいる保衛員に対して「敵と内通している不純分子の割り出しを強化せよ」との指示を下した。

「傀儡韓国のインスタントラーメンを食べたり、インターネットに接続したりする者どもは、手首をへし折り、見せしめとして祖国に強制送還すると脅迫している」(別の情報筋)

そんな状況にあるにもかかわらず、理不尽な扱いの告発が相次いでいる。中には、西側諸国まで逃げおおせる人もいるという。

(参考記事:「世界に暴露してくれ」ある北朝鮮兵士がロシアからかけてきた一本の電話