リュ・ウイク統一部長官は21日、北朝鮮の長距離ロケット発射計画は、韓国と国際社会に対する重大な挑発的な行為であり、深刻な安保問題だと指摘した。
同長官はこの日開かれた「2012北朝鮮経済のグローバルフォーラム」の祝辞で、「北朝鮮が長距離ロケット発射計画を発表し、韓国と国際社会、そして国民の深刻な懸念を与えている」と述べた。
続いて「住民が飢えと政治的迫害から国境を越えて、異国の地で難民と貸した現実を無視したまま莫大な費用をかけて長距離ロケット発射を強行する北朝鮮政権の非常識な態度を、残念に思う心を禁じることはできない。北は、今からでもこのような挑発的な行為を即刻中断しなければならない」と促した。
「韓国政府は、安保態勢をより一層確固たるものにする中、国際社会との緊密な連携を元に(ロケット発射に)断固として対応していく。北朝鮮の行動は非常に失望的だが、会話の扉は常に開かれている」と明らかにした。
また「北朝鮮が韓国と国際社会に背を向けて体制を発展させようする方法は、もう有効ではない。高度化した世界経済システムの中で産業化と情報化に遅れをとった北が、外の世界から隔離されたまま、独自の技術と努力動員では慢性的な困難を克服する事は難しいだろう 」と指摘した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「北朝鮮は、核開発と軍事挑発、非難と脅威で閉鎖的な体制を維持するので精一杯であり、悪い選択 を行ってはいけない国際社会の健全な声援によって、韓国と国際社会と協力して民生を復活させ、疲弊した経済を回復させる、良い選択をしなければならない」と述べた。
最後に「今の時期、北朝鮮体制が当面の問題を解決する唯一の方策は、対話と交流協力を通じた南北関係の発展だけ。遅れている北の経済を再生させる支援を与えることができるのは、韓国だけだということを認識する必要がある」付け加えた。