人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮が、金日成の100歳の誕生日(1912年4月15日生まれ)を迎え、 光明星3号衛星(長距離弾道ミサイル)を発射する計画であると、朝鮮中央通信が16日報じた。

朝鮮宇宙空間技術委員会報道官は同通信との談話を通じて、 「金主席の誕生日を迎え、自らの力と技術で製作した実用衛星を打ち上げることになる。今回打ち上げる光明星3号は、曲軌道に沿って回転する地球観測衛星で、運搬ロケットの銀河3号は、平安北道鉄山郡西海衛星発射場から南の方向に4月12日から16日の間に発射される」と述べた。

「衛星打ち上げによって発生する運搬ロケットの残骸物が周辺諸国に影響を与えないように、飛行軌道を安全に設定した。我々は、平和的な科学技術衛星の打ち上げと関連して該当する国際的な規制や慣行を円満に保障するものであり、透明性を最大に確保する」と話した。

北朝鮮は2009年4月5日に光明星2号を発射し、軌道進入に成功したと発表した。しかし、ロケットを追跡した米韓などによると北の主張とは異なり、軌道進入に成功しないまま、太平洋に墜落したという。光明星1号は1998年8月に打ち上げられている。

この当時、北は運搬ロケットの名称を銀河2号を呼んでいた。今回は銀河3号である。国際社会は北朝鮮が人工衛星を発射するという主張は名分に過ぎず、実際には大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の性格が強いとみている。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

衛星打ち上げとICBM発射は長距離ロケット発射の原理を使用するため、技術的に大きな違いがない。国内の多数の専門家は、光明星2号の発射試験をICBMであるテポドン2号の発射実験であると考えている。北は平和的宇宙技術という名分を掲げたが、これを信じるのは難しい。

北朝鮮は金日成誕生100周年である今年を強盛大国入りの年であると宣言し、思想、経済、軍事強国を建設すると住民に宣伝してきた。経済的な成果が微々たる状況である為、衛星打ち上げを通じて住民に軍事強国の面貌を誇示して、強盛大国の名分を補う意図がある。

また、試験発射によってICBMの射程距離を増加させる事で対米交渉力を向上させる効果も期待できる。ウラン濃縮施設の稼動停止などで米朝対話が勢いづいているが、他の形態の挑発を通じて米国の譲歩を導き出そうとする魂胆がある。金正恩時代の核・ミサイル政策は、金正日時代と大差がないと観測されている。