ちなみにタバコ1箱の価格は、最も安いもので1000北朝鮮ウォン(約17円)で、一般的なものは3000北朝鮮ウォン(約51円)、高価なものになると2万北朝鮮ウォン(約340円)もする。
禁煙キャンペーンが繰り広げられている一方で、手軽に手堅く稼げるとの理由から様々な国営企業、国の機関、貿易会社が製造に手を出し、安いタバコが大量に市場に供給されるようになった。さらに一般の商人も参入し、経済的苦境の中でもタバコが安く買えるようになった。
昨今、市場に対する締め付けが強化され、穀物や工業製品の販売が禁じられたが、家内制手工業の製品の販売は認められている。再生タバコはうってつけのアイテムなのだろう。
(参考記事:北朝鮮のタバコ農場、輸出再開に向け大々的な栽培に突入)