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北朝鮮・労働新聞が、4月中旬に開催される党代表者会で金正恩が朝鮮労働党の最高指導者である党総書記に推戴されると予想される社説を掲載した。

朝鮮労働党機関紙の労働新聞は29日、「党代表者会を政治的熱意と努力的な成果で迎えよう」という題の社説で「今回招集される党代表者会は、主体革命偉業の新しい歴史段階に合わせて、我が党の領導的権限と戦闘的威力を百倍に強化するための特記すべき記念碑となる」と述べた。

今回の党代表者会議の性格について「党の領導的権限と戦闘的威力の強化」と明らかにしているが、これは金正恩の党総書記への選出と、これに伴う党中央軍事委員会委員長の兼任を意味すると解釈される。

社説では「今日、我が党と革命の陣頭には、敬愛する金正恩同志が立っておられる。白頭の血統が代を継いでしっかりと継承され、領導の中心、団結の中心がしっかりとしており、我が党と革命の前途はさらに輝かしいだろう」と宣伝した。

また、党代表者会で「党の地位と役割がさらに高まることになる。党の組織建設、思想建設、領導芸術建設を徹底して偉大な金正日同志式で行い、将軍様の遺訓に限りなく忠実な革命的党の風貌を余す事なく発揮しなければならない」と述べ、党体制の整備を示唆した。

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金正恩体制安定に向け、党組織の整備による人事断行と住民の思想武装闘争のための学習、講演会などでより強化すると思われる。

また、社説では「今回招集される党代表者会は、偉大な金正日同志を我が党と革命の陣頭に永遠に高く奉じようとする我が軍隊と人民の鉄のような信念と意志を誇示する歴史的な大会集合である」と述べ、金正日に新たな役職が与えられることを予告した。

北は金日成が死亡した4年後の1998年に改訂した社会主義憲法で、金日成を永遠の首領とした。金正日は死亡して1年も経たない段階で最高レベルの偶像化が行われるが、これは北朝鮮の切迫した内部状況が反映していると言える。