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北朝鮮が降水量が少ない(渇水期) 冬期に入り、電力事情がより悪くなっていることがわかった。最近、咸鏡道の消息筋は “電気がほとんどない状態で暮らす”と話した。

この消息筋は、10日、中国通信網を利用した咸北-ソウル直接通話で、“夕方なれば電気が全然来なく、朝鮮中央TVさえ見れない。労働新聞も数日経って到着する”と、外部のことが全然わからない状態ですごしていると話した。
電力難で列車運行が不規則で、新聞運送もまともに成り立っていないという。北朝鮮の列車は電気で運行する。

(社)良き友も最近、金正日総書記が去る10月から ‘汽車は定時に通らせないさい’と言う指令を下し、一部の運行時間が短縮されたが、電力事情でまた運行引き延ばしが繰り返されていると伝えた。平常、一週間位かかった平壌-咸興間列車が 1-2日に短縮されてたが、また最近になって、以前の状態に戻っているというのだ。

消息筋は、“住民たちが朝御飯を準備する夜明けの5時から朝8時の間と、夕方6時から11時の間は全然電気がこない”と話した。彼はまっ暗な部屋でご飯を食べ、子供達が勉強をすることができないのが一番心苦しいと伝えた。

記者が、“住民たちが一番電気を多く使う時間帯に停電になり、不満がないか?”と問うと、彼は “それでも人々が寝る夜の時間や昼には電気がちょっと来る。これでもいいほうだ。市外の農村みたいな所は、初めから電気がない生活だ”と話した。

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北朝鮮は、去年から電力事情が冬季にはさらに悪くなり、家用電力を政権機関、軍部隊、商事企業所、農場脱穀場などに集中配置する代わりに、中小都市の一般家庭には一日 1〜2時間位だけ電気を供給している。北朝鮮は大部分が水力発電なので、降水量が不足な冬季に特に電力難がひどくなる。

電力難がひどく、燃料や焚き物全部が不足な北朝鮮の冬は事実上温気がない状態で過ごす場合が多い。北朝鮮の市場で、木1段は最高 500ウォン、褐炭 1麻袋(20キロ)は1300ウォン、石炭1麻袋は1100ウォンだ。この時期に北朝鮮を訪問した朝鮮族たちは“温気がない北朝鮮で住む住民たちは野生動物みたいだ”と言う表現まで使う。

北朝鮮は政権機関の幹部たちに電気をまず供給する特恵を提供する。富裕層は家の中に自家発電施設を取り揃えて停電に備える。