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米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は7日、米海軍の原子力空母5隻が4月から5月にかけて、朝鮮半島に近い西太平洋に集結すると見られると報じた。米空母5隻がこの地域に集結するのは初めてで、4月10日の韓国総選挙や5月20日の台湾新総統就任が念頭にあるはずだとする専門家の分析も伝えている。

RFAは米海軍研究所(USNI)を引用し、今月5日の時点でロナルド・レーガン(CVN76)は日本の横須賀に、セオドア・ルーズベルト(CVN71)は米領グアムに、カール・ビンソン艦(CVN70)は日本の沖縄南方海域に展開していると伝えた。

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また、すでに米西海岸のサンディエゴから艦載機を積んで出航したエイブラハム・リンカーン(CVN72)が、訓練を終えて同時期に西太平洋に到着するという。さらに、現在は大西洋にいるジョージ・ワシントン(CVN73)が、ロナルド・レーガンと交代するため、やはり4~5月ごろ、西太平洋地域に展開するとのことだ。

米海軍は現在、11隻の空母を保有している。韓国のNGO・自主国防ネットワークのイ・イル事務局長はRFAに対し、「米空母5隻が朝鮮半島の近くに集結すれば、これは米国にとって湾岸戦争以来、最大の空母の集結であり、朝鮮半島周辺の海では史上初めてのことだ」とコメントしている。

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また、米ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は、米空母5隻が集まれば「北朝鮮は恐怖に震えるだろう」としながら、展開時期は韓国の総選挙や台湾総統就任のタイミングと合っていると指摘し、北朝鮮と中国の軍事行動の可能性に言及した。