北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、崔善姫（チェ・ソニ）外相が同日、「対南対敵部門」の担当者らと協議会を行ったと伝えた。李善権（リ・ソングォン）朝鮮労働党統一戦線部長らが参加したという。

協議会は、金正恩総書記が昨年末の党中央委員会第８期第９回総会で示した方針に従って開かれた。

金正恩氏は総会で「北南関係は、これ以上、同族関係、同質関係ではない敵対的な両国関係、戦争中にある両交戦国関係に完全に固着された」と指摘。そのうえで「現実を冷徹に見て認めながら、党中央委員会統一戦線部をはじめとする対南事業部門の機構を整理、改編するための対策を立て、根本的に闘争の原則と方向を転換すべき」だと指示していた。