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[ソウル 27日 ロイター] – 韓国の首都ソウルで27日、北朝鮮による奇襲攻撃を想定した異例の防衛訓練が行われた。

訓練には軍、警察、救急隊1000人以上が参加。朝鮮半島では北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し、初の偵察衛星を打ち上げるなど緊張が高まっている。

ソウル市の呉世勲・市長は「イスラエルの世界トップクラスの先進的な防衛システムが、通常型の大砲と原始的な手段で武装したハマスの奇襲攻撃になすすべもなく屈したことは、われわれにとって大きな教訓だ」と発言。優れた軍事能力を持っていても、敵の奇襲攻撃が成功すれば大きな意味がないことが明らかになったと述べた。
27日の訓練は、主要な給水施設、電話網、地下通信・電力ケーブルへの攻撃を想定して実施。同市長はソウルは南北の軍事境界線から38キロメートルしか離れておらず、常に攻撃の脅威にさらされていると述べた。