金正恩が金正日の偶像化と関連し、永生塔や太陽像などの建設費を住民に転嫁してはならないとの指示を下したと、内部消息筋が13日に伝えた。

両江道の消息筋はデイリーNKとの通話で「今月10日、永世塔と太陽像の建設に必要な資材と資金を人民に負担させてはならないという金正恩の支持が伝えられ、既に徴収した分の返還で慌ただしい」と述べた。

朝鮮労働党・中央委政治局は先月12日、金正日の死体の永久保存、金正日の銅像、太陽像、永世塔などの建設を全国レベルで行うと明らかにした。その後、各地域の人民班はセメント、砂利、砂などの建築資材や建築費用を住民から徴収した。学生には金正日の銅像に使用される銅を、1人当たり600gずつ提出させるようにした。

今回の返還措置は、建造コストを住民から強制的に徴収しているとの本紙報道が出た直後に行われた。該当記事:「非常食料を売って金正日永世塔の建設資金を献金」

対外宣伝メディアの我が民族同士は先月28日、デイリーNKに対して「この神聖な事業に住民負担や強制された競争であると述べながら、我々の最高尊厳を冒涜して…(中略)あらゆる卑劣な捏造・謀略騒動に狂奔している」と報じている。

しかし、金正恩に対する国内外からの非難世論が収まる兆しがなかった為、「下の単位労働者の過度な忠誠競争」という形でこの問題を納めようとしていると思われる。

今回の指示は、急いで鎮火させた感が否めない。これまでの活動も軍部隊の視察がメインで、最高司令官としてのイメージ作りに注力しており、住民の暮らしを管理しているというイメージ構築と成果の両方の達成に失敗している。

この対応に住民を歓迎は歓迎しつつも、一貫性のない当局をあざ笑っているという。

消息筋は「洞書記、同指導員が返還を行ったが、これは新しい形の配慮ではないのか?自分のお金が奪われないだけでも、共和国建国以来、最大の配慮と言えるだろう」と語った。

住民の間では、今回の措置が建国以来最大の配慮だと皮肉っているという。

一部の高齢者は「金正恩同志は徴収してはならないと述べたそうだが、一体誰が初めに徴収を行わせたのだろうか。国家がますます酷くなっている」と意見を述べているという。