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北朝鮮の国防省は17日、同日夜の弾道ミサイル発射直後に報道官談話を発表し、米韓両政府が「核協議グループ」会合で「敵対的な挑発行為で朝鮮半島と周辺地域の情勢激化を極大化させている」と非難した。朝鮮中央通信が伝えた。

米韓両政府は15日、朝鮮半島での米国の核戦力を定期的に話し合う「核協議グループ」の第2回会合をワシントンで開催した。会合では核に関する機密情報の共有や、北朝鮮有事の際の協議の手続きに関する「総合的なガイドライン」を作成することなど、米国の「核の傘」提供を軸とした拡大抑止の強化策が議論された。

会合ではまた、米軍が戦略原子力潜水艦や戦略爆撃機を韓国に派遣してきたことのけん制効果を確認し、今後も継続することについて協議した。

談話はこうした動きに対して、「有事の際、朝鮮民主主義人民共和国に対する核兵器の使用を既定事実化し、その実行のための作戦手順を実戦の雰囲気の中で検討しようとする露骨な核対決宣言となる」と強調した。

また、「わが革命武力は、年末までも朝鮮民主主義人民共和国に反対する敵対的な挑発行為で朝鮮半島と周辺地域の情勢激化を極大化させている米国と大韓民国軍部ごろの無分別な軍事的妄動を強く糾弾、排撃する」と非難した。

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さらに、「核打撃手段の活用を前提とする米国の冒険的な軍事教理がより危険な方向へ進化しているので、朝鮮半島地域での核の衝突危機は刻一刻、可能性に関する問題ではなく、時点に関する問題に変わっている」としながら、「米国と大韓民国の無分別な軍事的威嚇行為によって、朝鮮半島の安全環境はなかなか安定を図ることができない」と主張した。

そのうえで、「朝鮮民主主義人民共和国に対する敵対勢力のいかなる武力使用企図も、先制的で壊滅的な対応に直面するであろう」と強調した。