北朝鮮が脱北防止のための国境封鎖措置に続き、韓流の取締り措置を発表した。労働党・宣伝扇動部と国家保衛部が先月14日に、共同で外部から流入した不法録画物や出版物などを集中的に取り締まる「114常務」を組織したことが分かった。

内部消息筋は12日、電話インタビューで「1月14日、金正恩が不純な出版物、録画物、出処が不明な歌などを集中的に取り締まる様に支持した」と話した。

各道ごとにDVDなどの電子製品や記録物を点検・取り締まりを行う「109常務」が運営されているが、金正恩の指示によって「114常務」が新たに追加された。資本主義文化の拡散防止を目的とした常務の構成は、金正恩時代に入って今回が初めてである。

この常務は、党、保衛部、保安署、検察、保衛司令部などの法機関の中から、党宣伝部と保衛部だけが参加しているのが特徴である。消息筋は「今回の組織された常務の雰囲気が普段とは大きく異なり、数日中に終わる事はないだろう」と話した。

消息筋は「これまでは人民班会議で検閲を宣言していたが、今回は秘密裏に取締り員が市場を巡回しており、住民が警戒している」と話した。

ある商人が、北朝鮮の最新映画「兄弟の絆」の海賊版を販売して逮捕されたという。この映画は、朝鮮戦争当時に中国人民志願軍と北朝鮮住民の生活を描いており、内容に問題はないのだが、出版元のハナ音楽電子センターの正規品でない海賊版の販売で逮捕されたという。

消息筋は「この商人は、2度と海賊版を販売しないという誓約分にサインを行なって開放された。この際、韓国やアメリカの映画や歌を販売の販売者の密告を頼まれたという。この商人は逮捕による衝撃で、自宅で静養している」と話した。

続いて「現在、不法CD−R販売で生計を立てていた商人の大半が自粛中だ。特に韓国産を販売した経験のある商人は、必死に隠れている」と伝えた。

「いくら取り締まりを行なっても、韓国の映画や歌は既に人々に麻薬のように広がっており、自首する人はいないだろう。隠れて見ると思う」と取り締まりの効果の低さを指摘した。昨年12月に組織された外貨使用禁止常務は1ヶ月間余り活動を行ったが、失敗したと評価されている。