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北朝鮮政府は、全国の農村で住宅建設を進めている。これは、首都・平壌に住宅建設が偏重していることに対する地方からの不満を抑えるためのものと見られている。入居の様子は、国営メディアが積極的にプロパガンダに利用している。

しかし現実には、新居への入居を嫌がる人が少なからず存在すると、黄海北道(ファンヘブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

黄海北道人民委員会(道庁)は、竣工検査と入舎証(住宅利用許可証)の授与式、入居のお祝いが終わったのに、未だに入居していない人々に対して、職場を通じて、「早く入居せよ」との指示を下した。

地元の労働力と資金、資材をかき集めて建設したのに、さも国が建てたかのようにドヤ顔で住民に与えられる住宅。それなのに入居が進まず、未だに空き家が多く存在する。これでは面目丸潰れということなのだろう。そして、ついにはこんなことまで言い出した。

「無条件で期日までに入居しなければならない。さもなくば、地域の安全部(警察署)にリストを渡して、鍛錬隊処理する」

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入居しなければ、刑務所に叩き込むというのだ。

さて、入居を嫌がる人がいる理由は単純だ。

「下水処理施設の工事が終わっていないので、入居しようにもできない」(情報筋)

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金正恩総書記や他の高位幹部の視察、政治的行事の日程に合わせて、一部だけをそれなりに整えて、あたかもすべてが完成したかのように装うのはよくあることだ。また、無理な工期を達成するためのやっつけ工事「速度戦」も横行している。たとえ住む気はあっても、現実的には居住できない状態で、入居者に引き渡されることも少なくない。

とりあえず住める状態にするため、谷山(コクサン)郡の農村では、住宅の裏の畑に50センチほどの穴を掘り、生活排水を流し込める状態にしたが、雨でも降れば汚物が家の周りを漂う状態になりかねず、住民は怖くて水も使えない状態だという。