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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は3日、韓国が南北軍事合意の一部効力を停止したことを非難する軍事論評員の論評「『大韓民国』の連中は北南軍事分野合意書を破棄した責任から絶対に逃れられない」の全文を配信した。

韓国と北朝鮮は南北間の緊張緩和を図るため2018年に南北軍事合意を締結した。しかし、北朝鮮が11月21日に軍事偵察衛星「万里鏡(マンリギョン)1」号を打ち上げたことを受けて、韓国は翌22日、安全保障を脅かすものだとして反発し、軍事合意の一部効力を停止すると発表した。

論評は、「招かれた険悪な現在の事態について尹錫悦逆徒とその連中は、まるでわれわれに責任があるかのように強弁を張りながら世論を惑わしている」としながら「尹錫悦逆徒の執権以降これまで、かいらい全域の地上と海上、空中ではたった一日もわれわれに対する不意の奇襲攻撃方式を熟達するための各級軍事訓練が強行されなかった時はない」と述べた。

また、韓国の脱北者団体らが北朝鮮に向けて飛ばす「対北朝鮮ビラ」などに対して、「戦争挑発に該当する重大な軍事的敵対行為」としながら、「軍事境界線一帯で衝撃的な事件を起こしてわれわれの軍事的対応を誘発し、深刻な統治危機の脱出口を見いだそうとするのが、尹錫悦逆賊一味のもう一つの腹黒い下心である」と主張した。

そのうえで、「北南軍事分野合意書を天秤に掛けて見れば、わが軍隊の軍事作戦活動に決定的に不利になっている」としつつ、「『大韓民国』の政治・軍事ごろがあえて非道な軍事的挑発の振る舞いを繰り広げる場合、いささかの寛容もないであろうし、ただ即時的かつ強力な力で制圧、膺懲されるであろう」と強調した。