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韓国政府は、南北離散家族再会のための赤十字会談の提案と関連して、決定された事項はないという立場を明らかにした。

キム.ヒョンソク統一部報道官は3日のブリーフィングで「離散家族の再会問題は人としての痛みがあるので、最優先的に早期に解決されなければならないという立場に変わりはない。しかし、現時点では決定された事項はない」と述べた。

この日、一部のメディアは、韓国政府が今月中に北に離散家族の再会のための南北赤十字会談開催の提案を行うと報道していた。

同報道官は、離散家族再会と関連して北側と接触するかとの問には、具体的な言及を避けた。

離散家族の再会のための条件と関連しては「政府が環境が整っている、整っていないという事に言及するのは、離散家族再会において望ましくないと思う。離散家族再会と関連して北朝鮮という存在、北の立場もあり、いくつかの国民的な問題も考慮しなければならない」と述べた。

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これに加え「離散家族の再会問題が政治的な事案として扱われるのではなく、純粋な人道問題として最優先で南北が協議・解決する雰囲気を作る事が必要だと考える」と述べた。

これと関連し、統一部当局者は「これまで韓国政府は、環境が整えば離散家族再会を行う必要があるという立場だった。今月中の提案の実行は確定的ではないが、条件が整えば離散家族再会を先に提案する事も可能だ」と述べた。

しかし「昨日、北の国防委員会が弔問問題における謝罪を求めるの公開質問状を公開した影響から、南北関係が非常に流動的な状況に至っており、現在の状況で離散家族再会を提案すると明言し難い」と述べた。

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これまで韓国政府は、離散家族再会が人道的な事案であるだけに、南北関係に関わらず、条件が整えば推進するという立場だった。しかし、南北関係が梗塞した状況で北朝鮮が韓国の対話の呼びかけに反応を見せておらず、離散家族再会と関連した協議が行われていない。

南北赤十字会談と離散家族再会は、延坪島砲撃の影響から2010年秋に開催されて以来行われていない。南北赤十字会談は離散家族再開を協議する会談である。現政権に入ってからは、2009年、2010年秋に2度再開が行われている。