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先月1日に金正恩は(リュ・ギョンス)第105戦車師団を訪問し、破格的なスキンシップ政治を開始した。業績不足と少ない経験を克服する為に、身近な印象作りに乗り出したと考えられる。特に、金正日の高圧的な握手スタイルとは大きな違いを見せている。

金正日は住民と握手を行う回数も少ないばかりか、片手だけで握手をしたために高圧的なイメージがあった。2008年の脳卒中発生後からは、現地指導で以前よりも笑顔で握手する場面が増えた。

ある高位脱北者の証言によると、金正日は握手を求める住民について「私が先に手を差し出してもいないのに、向こうから出してくる」と不快感を示したという。また、1990年代初頭には「握手は、民族の固有の風習ではない」という指示を下している。

一方、金正恩は握手を好んでおり、朝鮮中央TVは金正恩が握手をする姿を頻繁に放映している。

金正恩は民衆との親密さをアピールする為に、握手を行う際には笑顔で笑いながら、両手で低い姿勢でしっかりと行う。この際に、相手の顔の近くで話しかける事もある。金正日の弔問で訪朝した李姫鎬(イ・ヒホ)夫人とも両手で握手を行った。

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また、片手で相手の肩を抱きかかえ体を近づけて親しげに握手をしている。万景台革命学院を現地指導した際には、幼い学生の頬を撫でている。

先月29日に西部地区航空クラブ所属を訪問し、パラシュート選手らと一緒に腕を組んで写真撮影を行い、親近感を演出し、31日には呉仲洽7連隊である朝鮮人民軍空軍第1017部隊のホ・リョンイ部隊長の自宅を訪問して同夫婦を抱擁するなど、積極的なスキンシップを見せた。

専門家らは、このような行動はリーダーシップ不足を補うための行動だと分析している。また、金日成も住民と身近な姿を頻繁に演出しており、これも意識したと思われる。

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また、この様な演出は金正日の登場初期と瓜二つであるとの主張もある。ソ・ジェピョン北朝鮮民主化委員会事務局長は「金正恩のスキンシップは、金正日の登場初期と大きく変わらない」とした。

「金正日も住民と触れ合いながら安否を尋ねるなど、積極的なスキンシップをしていたことを覚えている」と話した。