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韓国政府が今年、北朝鮮側に提供する事にした米 40万トンの伝達が5日完了した中で、対北支援米が北朝鮮住民にちゃんと伝達しない、という主張が脱北者の実態調査結果から引き出された。

‘北朝鮮民主化委員会’(委員長ファン・ジャンヨプ)は、6日記者会見で、‘対北米借款分配実態調査結果’を発表し、“韓国が支援する米の大部分が、北朝鮮軍軍糧米に転用された”と批判した。北朝鮮民主化委員会対北米支援調査結果資料集(資料集ショートカット)

また、“北朝鮮に支援する肥料は外貨稼ぎ用で、第3国に転売し、その他のまた、人道支援物品も北朝鮮の対南機関の工作金準備に転用されている”と主張した。

韓国政府は過去、95年に15万トンの米支援を始め、2000年から毎年40万トン以上の米を借款形式で北朝鮮に支援して来た。米40万トンは、北朝鮮の住民を約40日間、食べさせることのできる量だ。

ファン・ジャンヨプ委員長はこの日、ホン・スンギョン脱北者同志会長が代わりに朗読したあいさつの言葉を通して、“北朝鮮の住民たちが飢える理由は、外部の食糧支援が足りないのではなく、住民たちが自分で暮らすことができる自由な経済活動を禁止するからであり、結局自由と人権がないから”と話した。ファン委員長は、”したがって北朝鮮住民に人権と自由を与えることが彼らに生存権を与える道であり、
南北が共存する道”と主張した。

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彼はまた、“過去10年の太陽政策は闇の光であり、北朝鮮の住民とは無関係な北朝鮮政権の肥やしだった”と “韓国政府は脱北者たちの真実を無視し、まるで対北支援がまともに成り立ったように根拠ない嘘をして来た”と話した。

彼らの団体は、対北支援米借款分配の実態調査のために、1998年以降に、北朝鮮を去って韓国に定着したソウルと首都圏に居住の脱北者250人に、10月 7日から31日までアンケート調査をした。また、2000年以降に、北朝鮮を去った高位層幹部及び平壌、南浦出身の
脱北者 6人を選別、11月の一ヶ月間、深層面接調査を実施した。

実態調査によれば、調査対象者250人の中で、韓国の支援米を一般住民単位配給所で配給を受けたという人は、全体の7.6%(19人)だ。この19人もひと月や半月の間食べることができる量をもらったわけではく、金正日誕生日のような特別な機会に、 2~3回、一度に1~2キロ 程度しかもらえなかったと報告した。
‘韓国の支援米が、どこに行くか’のアンケート質問の調査対象の60%(151人)が、’軍隊に行く’と回答した。他に ‘党幹部に行く’と言う41%(103人)、その他政権機関は 16.4%(41人)だった。また、’退職幹部’ 12.8%(32人)が韓国の支援米支援を受けることが分かった。’一般住民と脆弱階層が支援をもらう’と返事した人は 1.6%(4人)に過ぎなかった。

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また韓国や国際機関現場監視に対するアンケート調査で、250人の中 7.2%(18人)が、実際米をもらわなかったのに、政府の要求によって受けたと答えたことがわかった。例えば、”UN 視察団に2キロずつ受けたと言いなさい”と言う感じの政府の指示を受け、そのまま言うとおりに
返事したことがあると話した。

ソン・ジョンフン事務局長は、“北朝鮮の一般住民たちもこれからは韓国の支援米が入って来るからといって歓迎しない”といい、“(北朝鮮住民)自分たちは支援対象から排除され、軍隊に入って行くとか保衛部、人民保安省(警察) みたいな住民統制機高ノ入り、結局住民に対する抑圧を加重させるから”と話した。
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ャ搭ヌ長は、“90年代中盤の食糧難の時期、保衛部階層にも食糧供給が中断され、統制機関が一時混乱に陥ったことがある”と言い、”この時期を経験した脱北者たちは、あの時は、お腹はすいていたが自由を感じることができたと言う人もいる”と言及した。

チェコで履き物工場のマネージャーを勤めた脱北者の金泰山氏は、”対北支援をするが、支援方式を北から来た人々の助言を聞けば、北朝鮮住民も助けられ、対北政策で效果をおさめることができるのに、(政府は)脱北者たちの言葉を真剣に聞こうとしない”と批判した。

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一方、北朝鮮軍で 20年間勤めた脱北者の朴明浩氏は、“私は軍隊で大韓民国の米を食べ、北朝鮮を脱出する時、その米を (非常食糧で) 持って出た”と言って注目を引いた。

彼はしかし”軍隊で韓国米を食べたと言って韓国がありがたく思わなかった”と、”軍では (金正日氏)将軍様が与える米であって、韓国から
直接もらったのではないと、ずっと教育を受けた”と言った。

団体はこの日、発表した資料を統一部に送って、”これから政府の対北政策に反映されるように努力する”と明らかにした。