北朝鮮の朝鮮人権研究協会は20日、米国のジュリー・ターナー北朝鮮人権問題担当特使が韓国を訪問したことを受けて報道官談話を出し、「反共和国『人権』謀略騒動を極大化する腹黒い下心をさらけ出した」と反発した。朝鮮中央通信が伝えた。
米国の北朝鮮人権担当特使はロバート・キング氏が退任した2017年1月から空席だったが、ターナー氏が今月13日に就任。業務の開始に当たって16~19日に訪韓し、朴振(パク・ジン)外交相や金暎浩(キム・ヨンホ)統一相、市民団体関係者らと面談した。
談話は、ターナー氏や脱北者に対する罵詈雑言を並べ立てたうえで、「米国がわれわれの重なる警告にも関わらず、反共和国『人権』謀略騒動に執着するほど与えられるのは恥ずかしい惨敗と対処しがたい破局的結果だけ」などと主張した。