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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は6日、朝鮮半島周辺水域に洋上監視・哨戒機を派遣するフランスを非難する個人名の論評を掲載した。

防衛省によると、フランス海軍は10月上旬から下旬まで、洋上監視・哨戒機のファルコン200を米海兵隊の普天間飛行場に展開。国連安保理決議により禁止されている北朝鮮籍船舶の「瀬取り」を含む違法な海上活動に対して、航空機による警戒監視活動を行う。

これに対し、朝鮮―欧州協会研究者のリュ・ギョンチョル氏の名義による論評は「フランスが戦犯国である日本との軍事協力に執着してまでアジア太平洋地域で自国の存在感を浮き彫りにしてみようとするなら、それは非常に危険極まりない選択だ」と指摘。

続けて「米国とその追随勢力の軍事的敵対行為によって、朝鮮半島の軍事・政治状況が一触即発の熱核戦争勃発(ぼっぱつ)状況に一寸一寸近寄っている時に、フランスまでここに顔を出しているのは、事態の複雑さと危険性を増している」と主張した。