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北朝鮮外務省米国研究所は朝鮮戦争勃発から73年を迎えた25日、米国を非難する研究報告書を発表した。

朝鮮戦争は1950年6月25日、北朝鮮が38度線を越えて韓国へ侵攻したことにより勃発した。北朝鮮では「祖国解放戦争」とし、米韓が仕掛けた侵略戦争であり、自衛のための戦争と主張している。1953年7月27日に朝鮮戦争休戦協定が締結されるが、あくまでも休戦であり戦争は終結していない。

報告書は、「米国は朝鮮侵略戦争の挑発者である」としながら、「わが共和国に対する侵略戦争準備を完備した米国は1950年6月17日、トルーマンの特使として米国務省顧問ダレスを南朝鮮に派遣して38度線の現地で戦争準備状態を最終確認するようにし、李承晩かいらい逆徒にトルーマンが最終批准した戦争秘密指令を手渡しながら、『北朝鮮が先に侵入したという逆宣伝と同時に、北朝鮮に対する攻撃を断行しろ』という特別指示を下達した」と述べた。

また、「米国は、朝鮮侵略戦争で喫した恥ずべき惨敗から当然な教訓をくみ取る代わりに、停戦直後から今日に至る70年の長きにわたる期間、朝鮮半島の全体を併呑してアジアと世界の制覇野望をどうしてでも実現しようと対朝鮮敵視政策を執拗に追求している」と非難した。

つづけて、「今年に入って、米国はわが共和国の自主権と安全利益を乱暴に侵害する憂慮すべき敵対行為にいつよりも執着しており、その重大性と危険性はこれ以上、許せない爆発の臨界点に至っている」と主張した。

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そのうえで、「米国の時代錯誤の対朝鮮敵視政策と執拗な軍事的威嚇が根源的に残っている限り、国家の自主権と尊厳、安全を守り、地域の平和と安定を守るための朝鮮民主主義人民共和国の自衛的国防力強化努力はより加速するであろうし、主権国家の正当な自衛権行使は今後も続くであろう」と強調した。