北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は24日、米国務長官を非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
米国務省のアントニー・ブリンケン国務長官は18日に中国を訪問し、19日には習近平国家主席と会談を持った。20日には米CBSのインタビューで「中国がいかなる理由であれ北朝鮮に影響力を行使しなければ、米国は韓国、日本と共に自国と同盟を保護するための措置を取るしかない」と述べた。
論評は、ブリンケン氏が「脅迫性発言を並べ立てた」としながら、「米外交界で老熟で見識があると自称する彼が事実上、国家間関係の性格もわきまえず、強権『外交』に染まった低級外交官にすぎないということを自らさらけ出した」と述べた。
また、「朝鮮半島緊張激化の根源は決して、われわれや周辺国家ではなく、最も極悪な対朝鮮敵視政策を執拗に実行しながら、朝鮮民主主義人民共和国の主権と安全を重大に侵害した米国にある」と米国を非難した。
そのうえで、「われわれは朝鮮半島と地域で米国の増強された軍事的措置と挑発水位の高調を見ることになる場合、朝鮮民主主義人民共和国の対応性行動措置の規模や範囲もより圧倒的に、攻勢的に拡大するということを厳重に警告する」と強調した。