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北朝鮮当局は各級党組織を通じて、金正日追悼事業に関連する総括を進めていると、内部消息筋が1日伝え た。

両江道の消息筋はデイリーNKとの通話で「29日から各級の企業所、人民班で哀悼行事総和が開始した。総和の司会者は、追悼行事に参加しない人間は逆賊であり、哀悼行事に不真面目な態度で参加した人間は反動と述べた」と伝えた。

北朝鮮当局は、金正日の死亡を公式発表した19日から29日までを哀悼期間と宣布し、全ての機関企業所などを動員して弔問団を組織し、金正日の偶像化と体制への忠誠心を誘導した。しかし、住民は金日成死亡時とは違い、不本意ながら参加した。

消息筋は「哀悼行事への不誠実な参加というのは、一度も泣かなかったり、一度しか参加しなかった人々を対象にした宣戦布告であると人々は考え不安になっている。今回の総和事業を1月8日までに終わらせろとの中央の指示もあり、毎日、生活総和方式の批判集会が開催されている」と説明した。

続いて「銅像や太陽像に献花した白い花を新品ではなく、家から持ち寄った人々も処罰の対象になっている。白い紙を購入できない家庭では、子供の学習ノートで作ったという」と状況を説明した。

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消息筋によると、今回の総括事業は、道党組織部副部長の責任の下で、組織部指導員、宣伝部指導員が一つの組みとなり、工場や企業所を訪問し行われている。市党組織部では、責任指導員と宣伝部指導員が一つの組となり、洞党書記の案内に従って人民班と女性連盟を調査している。

また道青年同盟(金日成社会主義青年同盟)と市青年同盟も、大学、中学、人民学校(小学校)での調査を行っている。

消息筋によると、先月30〜31日の両日に、両江道恵山市ヘシン洞とヘジャン洞で住民4人が追悼行事不参加を理由に逮捕された。ヘシン洞の住民は3人の子供を育てるシングルマザーで、末娘(6歳)の病気で致し方なく行事を欠席したにもかかわらず、処罰を受ける事になったという。

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消息筋は「(金正恩)すでに、住民統制を行なっている事に人々は不満を持っている。一部では『子供が寝込んでいるのに行事に行けないのが罪なのか』『前よりも(金正日と)恐ろしい風が吹くようだ』と恐怖心を示している」と伝えた。

北朝鮮当局は、哀悼期間中に全メディアを動員し、弔問会場に熱い砂糖水とホッカイロを金正恩が供給したと宣伝していたが、これと同時に弔問欠席者を逆賊に追いやる恐怖政治も行なっている。