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韓国のドラマや映画のCDが北朝鮮で普及して、韓国社会に対する北朝鮮の住民の認識が変化しているという内容の報告書が発表された。

統一研究院のイム・スンヒ専任研究委員が先月30日に発表した、‘最近の北朝鮮の住民の認識の変化と韓国文化の拡散の実態’という題のオンライン報告書で、“食糧難以後、頻度が高まった北朝鮮の住民の中国往来は、韓国の社会と住民に対する北朝鮮の住民の認識の変化の主なきっかけになった”と明らかにした。

“北朝鮮の雑誌や新聞など、刊行物を通じて見れば、韓国の実態に関する内容が相当部分歪曲されており、多くが非難調の文”と述べ、“韓国の経済社会及び住民の生活を、惨めな状況で生活苦に苦しむ‘南朝鮮の人民’が、金日成と金正日を慕い崇拝していると住民たちに信じさせてきた”と説明した。

だが、“食糧の購入のための違法な渡江や親戚訪問、または外貨稼ぎや密貿易などで中国に行き来した北朝鮮の住民たちは、韓国のテレビ放送や韓国の歌謡テープと映画のCD、中国国内の親戚や知り合い、韓国に行って来た朝鮮族などを通じて、韓国の実態に対する情報に接し始めた”と述べた。

特に、韓国に入国した家族や親戚などとの電話で韓国の経済の実態が分かるようになって、韓国に対する認識が変わり、韓国社会と住民に対する認識の変化が北朝鮮の住民たちの間に拡散して行ったという。

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イム研究委員はまた、“北朝鮮の住民の韓国に対する認識の変化は、服や化粧品、家電製品など、韓国の商品を好んでいることからもうかがうことができる”と述べ、“韓国の商品は取り締まり対象であるため、おおっぴらに売ることは難しく、商標をはずして‘下の村’、‘下の町’という隠語で韓国製であることを知らせる”と明らかにした。

更に、“中国人から古着をもらって商売をしたある脱北した女性によれば、韓国の商標をつけることによって服の値段に差が出るので、商標を付けたまま高い値段で売ることもある”と述べ、“北朝鮮の富裕層の間では、韓国の家電製品を好む人の割合が高い”と付け加えた。

それ以外にも、“1980年代に北朝鮮の住民の間で、韓国の大衆歌謡とディスコ音楽が流行って以来、最近では違法に作られた韓国ドラマと映画のCD、ビデオテープなどが住民の間でさかんに流通している”とイム研究委員は説明した。

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“(違法CDは)中央党が厳しく取り締まっているにもかかわらず、国境沿線地域を中心に、素早く流通されている”と述べ、“韓国ドラマと映画は大人だけでなく10代の青少年も好きだが、彼らはドラマに出てくる歌を歌ったり、ソウル言葉を真似て作品に出てくる人たちを真似るなど、敏感に応じている”と付け加えた。

また、“北朝鮮の女性の間でも、韓国文化に対する関心が少なくない”と述べ、“女性は髪形や身なりに関心を持ち、こうした現象はお金があって権力もある幹部層を中心に現われている”と指摘した。