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北朝鮮の李炳哲(リ・ビョンチョル)朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長は30日、6月に打ち上げられる軍事偵察衛星は、「米国とその追随武力の危険な軍事行動をリアルタイムで追跡、監視」することになると明らかにした。また、今後も引き続き偵察衛星を打ち上げていく意向も示唆した。朝鮮中央通信が伝えた。

李氏は「現在、軍事境界線と隣接した南朝鮮の京畿道抱川一帯では、米軍と南朝鮮かいらい軍が6年ぶりに初めて歴代最大規模の『連合合同火力撃滅訓練』なるものを繰り広げている」とするなど、米韓以外にも日本、オーストラリアの軍事動向に言及。特に「(米軍の)空中偵察行為は、有事の際、圧倒的な偵察情報力を土台にしてわが国家に対する先制軍事行動計画を達成しようとする米国主導の連合軍の悪巧みを明白に示すもの」だと指摘した。

そのうえで「米国とその追随勢力の危険極まりない軍事的しゅん動によって造成された地域の憂慮すべき安全環境はわれわれをして、敵の軍事的行動企図をリアルタイムで掌握できる頼もしい偵察情報手段の確保を最大急務として求めている」と主張。「正当防衛的措置」として、「軍事偵察衛星1号」を近く打ち上げると表明した。

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また、偵察衛星は「米国とその追随武力の危険な軍事行動をリアルタイムで追跡、監視、判別し、事前に抑止および備えて共和国武力の軍事的準備態勢を強めるうえで必須不可決のもの」だとしながら、「われわれは偵察情報手段の拡大と異なる防御および攻撃型兵器の更新の必要性を不断に感じており、その発展計画を実行する時間表を持っている」と述べた。