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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は26日、シリアのアラブ連盟復帰を歓迎し、中東各国が「米国と西側が引き寄せた『アラブの春』の破局的な結果」から抜け出すことになったとする、個人名の論評を配信した。

アラブ連盟(21カ国・1機構)は今月7日、反政府デモの武力弾圧を理由に2011年に加盟資格を停止したシリアについて、同連盟への復帰を発表した。

「アラブ世界に真の春が到来している」と題された、国際問題評論家チョン・ヨンリム氏名の論評は、2010年12月にチュニジアで始まった民主化要求運動「アラブの春」について、「『アメリカ式価値観と民主主義』を強制的に移植しようとする米国と西側の執拗な背後の操りによって招かれた革命でない革命、春でない春」だったと指摘。それにより、「平穏で正常な生活が流れていたアラブ地域はたちまち混乱と無秩序、衝突と対決、殺りくがはびこる乱舞場と化した」と述べた。

そのうえで、「今回の会議でシリア危機、パレスチナ偉業、スーダン紛争などの地域問題を外部勢力の干渉を排撃し、自分の利益の立場から自らの力で解決することにしたのは米国の対中東政策が招いた『アラブの春』が不可逆的に死滅していることを雄弁に実証している」と主張した。