北朝鮮国営の朝鮮中央通信は19日、米韓同盟による抑止力強化の動きを非難する論評を配信した。
論評は「フリーダム・シールド」「双龍」をはじめとする米韓合同軍事演習に言及し、「各種の反朝鮮戦争演習を絶え間なく強行しながら朝鮮半島と地域の平和と安全を重大に脅かしている」と指摘した。
つづけて、「わが共和国に対する米帝とかいらいの侵略的な軍事的圧迫騒動は『ワシントン宣言』の公表と時を同じくして『拡張抑止力』の『実行力向上』という看板の下でさらに露骨でありながらも危険極まりない形態に進化している」としながら、「米帝が作成してやった戦争シナリオに従って尹錫悦逆徒とかいらい軍部ごろつきが先頭に立って狂奔している」と米韓を非難した。
さらに、「世界の情勢分析家らも、米国がわが共和国に反対する各種の挑発行為を系統的に強行しており、圧迫と強要の手口にしつこく執着しているワシントンこそ、朝鮮半島緊張激化による核戦争危険の根源であると評している」と述べた。
そのうえで、「現在の重大な事態と展望的な脅威に対処してより強力かつ威力ある正当防衛手段を備えるのは主権国家の合法的権利である」と強調した。