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北朝鮮の金正日総書記の死亡が公式に発表されてから一週間が経過する中、韓国の大学生らが朝鮮半島の今後を展望する討論会「大学生、金正日死後を論じる」が27日、ソウル光化門で開催された。

この討論会には、「北朝鮮人権学生連合」や「韓国大学生フォーラム」をはじめとする5つの学生団体が参加し、金正日死後の北朝鮮体制や韓国が取るべき対応などを論じた。特に、26日に平壌を訪問した故金大中元大統領の李姫鎬(イ・ヒホ)夫人や現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長ら率いる弔問団に関して話題が集まった。

「NEWもう1つの世論の始まり」のキム・ャ?燈實?キは、「金正日死亡に対して哀悼の意を表すのは個人の自由。しかし、それ以前に普遍的な倫理として見る場合、金正日が弔問を受けるに値する人物なのかを考えなければならず、北朝鮮住民に対する残忍な人権抑圧と韓国に対する挑発行為は決して看過してはならない」と述べた。また、「韓国大学生フォーラム」のユン・ジュジン会長は、「弔問許容に関して政府がより明確なガイドラインを作るべきだった」と韓国政府の対応を批判した。

金正日の三男で後継者の金正恩による北朝鮮の新体制に関しても議論が集まった。「北朝鮮人権学生連合」のムン・ドンヒ代表は、「金正恩時代は安定的に運営されるだろう。しかし、金正恩の権力移譲の未完結状態、金正恩のリーダーシップ不足、様々な権力層による反発、国内外の不安要素などにより長期的に持続するのは難しいだろう」と述べた。

また、北朝鮮に対する支援と関連し「正しい社会大学生連合」のキム・ヒョンウク代表は、「天安艦事件・延坪島事件に対する謝罪を抜きに『無条件的』な支援を行うのは反対。しかし、限定された水準での人道的支援は必要であり、与野党の壁を越えて北朝鮮住民を最優先とした政策や環境を形成していかなければならない」と論じた。

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一方、26日にはソウル大学酷烽ナ一部学生が金正日の弔問所を設置し、学校側により撤去されるという騒動が起きている。この学生は騒動に先立ち、「南北和解と朝鮮半島平和の念を込めた弔問所の設置に多くの方の意志が共に集まることを願う」という張り紙を中央図書館付近の掲示板に唐チている。

金正日死後、韓国社会はさまざまな反応を見せている。しかし、ソウル大学の一件が見せるような反応は少数であり、大学生など若い世代を中心とする韓国国民の多くは金正日死亡や北朝鮮情勢に対して冷静な反応を示している。