延坪部隊関係者は、北朝鮮の延坪島砲撃後から警戒態勢を強化しているとし「敵が挑発すればいつでも、強力に対応する万全の準備ができている」と21日話した。
延坪島砲撃後に軍の変化を問われると、海兵隊員が極限まで警戒勤務を強化していると述べた。敵が挑発すれば、延坪部隊は「先措置、後報告」の原則に基づいて、自衛権による報復のためにK-9自走砲で反撃を行う。
北朝鮮のケモリ海岸に砲陣地が追加構築された事実を知っているかという問いには、「聞いたことがない」と答えた。
除隊を控えたした海兵隊員は「昨年の砲撃後、部隊員は動揺せずに警戒勤務に万全を尽くしている。今は、部隊内の雰囲気が好きになり、戦闘力が上昇している。当時、部隊員らは敵の攻撃にも一糸乱れずによく対応し、命を賭けて対戦した。しかし、2人の仲間を失い心が痛かった」と話した。
延坪部隊の兵営生活館の窓は、ガラスの代わりに紙をテープで唐閧ツけただけになっている。部隊関係者は「北の挑発がある場合、窓ガラスの破損による負傷を抑えるための措置」と説明した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、部隊内のあちこちには「海兵隊がいる限り、西北島嶼以上はない」「NLL 5 Brothers挑発すれば最後だ。目にモノを見せてやる」というスローガンが掲げられている。「NLL 5 Brothers」は、白翎島、大青島、小青島、延坪島、牛島を意味する。延坪部隊員の強い決意が感じられた。
一方、クォン・ヨンヘ元国防部長官はこの日夜、延坪島の軍事施設で開かれた安保講演で「延坪島挑発ではなく延坪島攻撃と呼ぶべきだ」と主張した。
元長官は「挑発と規定すれば、我が軍の対応が曖昧になる。攻撃とする事で休戦協定に違反し、北の攻撃に全面的に対応する理由が成立する」と述べた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「休戦協定前までは西海島嶼を韓国と国連が占領していた。韓国が少しずつ北に譲歩しながら、白翎島以北の島を全て渡した」とNLL死守の重要性を強調した。
現在、朝鮮半島に危機が到来しているのは外部的な要因も存在するが、内部的な要因がより大きいと指摘した。「外(北)の力を引き込んだ。内部の分裂勢力が国力を消耗させ、国を台無しにいる」と批判した。
核問題について「核は、明らかに我々に向けたもの。統一後、北朝鮮の核が私たちの物になるというが、この様になったら世界が私たちを孤立させるだろう」と話した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面延坪島砲撃から1年が過ぎた今、軍の対応を問われると「武力を強化し、有事の際には敵の攻撃に上手く対処出来るようにしているようだ」と評価した。