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26日、政治犯収容所生まれの脱北者のシン・ドクヒョン氏は、“24年の間、収容所で住み、私が親の罪を償うために収監生活をすることは平等なことだと思った”といい、 “罪人という身分のため、悔しいよいう心を抱くことができなかった”と収監時代の心情をたんたんと打ち明けた。

シンさんはこの日、延世大学校法科大学の特講授業を通じて、70人余りの大学生たちに収容所からの脱出経緯、収容所内での結婚、北朝鮮から脱出後の生活などを語った。

講義を始めてシン氏は、 “韓国の大学生たちは、鼻血が出るまで勉強をしようとするが、私は管理所(政治犯収容所) の中で、表彰受けようと鼻血で鼻が裂けるくらいまで働いた”といい、北朝鮮とは違って、自由に勉強する韓国の学生たちを見て、特別なものを感じると言った。

講演後、学生たちは、北朝鮮社会と収容所に対する熱い質問を投げかけた。

“映画〈シュリ〉で、北朝鮮スパイのチェ・ミンシクは、北朝鮮の人々は飢え死するのに、韓国社会は派手なことを見て情けなく思った。シン・ドクヒョン氏は、きらびやかな韓国社会を初めて接してどうだったのか”

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これに対しシン氏は、“その人物とまったく同じな心情だった”といい、 “韓国の人々はとても豊かで、ものを大切にすることができないようだ”と率直な気持ちで答えた。特に、管理所では60代も仕事をするのに、韓国の野宿者たちは充分に働くことができるのにも働かないと指摘した。

引き続き、“韓国は自殺のニュースが多いが、管理所では家族が銃殺されて、いくら大変でも堪えて暮すことが最も幸せだ。夕方に無事に戻って来るのが幸せであることだ”と言い、学生たちに韓国の生活は北朝鮮に比べて、あまりにも余裕があり、困難にぶちあたっても負けないでと願った。

またシン氏は、‘政府や NGOの支援をもらっても足りないなことはないか’という質問に、“足りないことはない。ただ、韓国では一から百まで自分がが選択しなければならないので、私の前に与えられたものがあまりにも多く、どれもよさそうで選択するのが大変なだけ”と答えた。

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引き続き彼は、 “韓国で身分証をもらった時、政府が私の責任を負ってくれるという考えに、どんなに嬉しかったのか分からなかった”と回想した。

延世大政治外交学のイ・ジョンユル氏は、“非人間的で人格を踏み付けられる事にあいながらも、それを収容所中では当然だと考えることを知って、小さな人権も尊重されない現実が衝撃的だった”と言った。

また、“UN国連総会で、北朝鮮人権決議案の阜?ノ政府が棄権したことを知って、不可避な選択だったと思ったが、講演を聴いた後、政府は人類普遍的な観点で北朝鮮人権問題を眺めなければならないという考えをもった”と言った。

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講演を準備した、延世大学大学院生の脱北者のハン・ヨンジンさんは、 “世の中で、ここよりもっと大変な所がすぐ側に存在しているということを知らせようとした。大学生たちが北朝鮮収容所での生活を聞いて、北朝鮮に対してもっと関心をもってもらいたいという念願からだ”と言い、主旨を明らかにした。