北朝鮮がW杯予選で日本に勝利した喜びを隠せずにいる。16日も対内・外メディアを動員して関連ニュースを伝えている。
しかし、ワールドカップアジア最終予選に脱落した事実は一切言及していない。
朝鮮中央放送と平壌放送はこの日、日本戦を1-0で勝利したニュースを伝えて「この成果は咸鏡南道の炎の高さ、今年の戦闘を勝利的に結束するための闘争を力強く行った我が人民に喜びと鼓舞的な力を抱かせた」と報道した。
「我が選手らの不屈のプレーが相手ゴール前で繰り広げられる度に観衆は興奮を抑制できず、熱狂的な歓声を上げた」とし、熱狂的な応援を紹介した。
朝鮮中央通信は15日、「高い競技意識と頑強な闘志で勝利を勝ち取った朝鮮サッカー選手たち」という題の文で、「国際サッカー連盟2014年ワールドカップ:アジア地域3予選3組の試合で、朝鮮チームが日本チームを1:0で勝った」と詳しく報道した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面続いて同放送は、北朝鮮代表のユン・ジョンス監督は「結果に満足を表示している。偉大な指導者金正日同志が与えた度胸と根性によって、今日の試合で勝利する事が出来た」との感想を報道した。
国際競技で勝利した北朝鮮の選手や監督は「全ての勝因は金正日が与えた度胸と根性だ」「金正日を考えながら競技に臨んだ」などと金正日を偶像化する。一言一句によっては、共和国英雄になることも、政治犯になることもあり得るからだ。
朝鮮中央TVも前日の午後8時30分頃から、放送嵐閧ノはなかった日本戦の録画映像を全て放送した。