人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮は来年を強盛大国元年と宣言しているが、これを控え大恩赦の準備が進行中であることが16日確認された。現在、地域別に赦免対象者を選別しており、これを人民保安部から収集していると伝えられた。

咸鏡南道の消息筋はこの日、デイリーNKに「来年の金日成生誕100周年に大恩赦が行われ、対象者のペーパーワークを行なっている。12月までに対象者を選別して、人民保安省に報告すると聞いている」と伝えた。

これまで北朝鮮当局は、金日成の誕生日に「太陽節特別恩赦」を配慮の次元で行なってきた。これは国家最大の祝日を記念した金正日の政治度量として宣伝され、住民の忠誠心を高める措置として活用された。

このため、来年の特別恩赦は例年より大きな規模で行われると予想される。今回は金正恩の度量の大きな配慮を積極的に活用するものと見られる。

赦免対象者の選定が本格化するにつれ、教化所幹部の受刑者家族への露骨な賄賂の要求が行われている。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

消息筋は「受刑者家族に教化課長が2万5千人民元を要求している」と伝えた。

恩赦対象者名簿を作成し報告する権限を持つ教化課長が人民保安省に提出する書類に推薦を行うと、中央はこれといった検討を行わずに承認してきた。このため、受刑者家族も必死にならざるを得ない。

また、北朝鮮当局は大恩赦と並行して、病気療養を理由に外部で療養中の受刑者を教化所に収容する措置を並行しているという。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

消息筋は「10月初めから行なっている。病気療養外出者が脱北する傾向が高く、社会風紀が乱れるとの理由から、金正恩が再収容を指示したといわれている」と伝えた。

北朝鮮では、比較的に低い犯罪を犯した人々が担当当局への賄賂や、幹部を動員して病気療養を申請し、自宅で過ごす事が出来る。

毎週月曜日と重要な事件が発生した際には、保安所監察や病気療養管理院に出向かなければならない。しかし最近の措置によって教化所で生活を送る様になり、家族らは賄賂を渡して助けだそうとしているという。