報復は、これだけでは終わらなかった。日本のマスコミは「北朝鮮は、日本選手団が持っていったバナナ、ガム、インスタントラーメンなどを全て押収した。空港関係者らは、選手が談笑を出来ない様に注意をし続けた」と報道した。特に、ザッケローニ監督は「書類の不備」を理由に、入国審査を2度行わされたという。
日本代表選手らは戸惑いを隠す事ができなかった。ある程度予想はしたが、あきれ返っているという。
その後、宿泊所の平壌の高麗ホテルに荷物を移し、金日成総合競技場で適応訓練を実施した。
今回の試合は、両国共にワールドカップアジア最終予選の進出に影響を与えない。日本は3勝1分け(勝ち点10)で、既に最終予選進出が決定しており、北朝鮮は1勝3敗(勝ち点3)で進出が不可能となっている。