訪米中の柳佑益(リュ・ウイク)統一部長官は3日、「北朝鮮が核放棄を決断し、新しい変化の道に入るなら、韓国政府は国際社会と協力し北朝鮮に対する全面的な支援を行う用意がある」と明らかにした。
同長官はこの日、ワシントンDCの米外交協会(CFR)で開かれた朝鮮半島専門家懇談会での冒頭発言で、「北朝鮮は非核化で誠意を見せて、軍事的挑発に対する責任ある行動をしなければならない。それが健康な南北関係への出発点」と述べた。
「北朝鮮との安定的な対話チャンネルの確保に努力している。(現政権の対北政策は)過去の太陽政策とは違う。私は北朝鮮の態度と成果を見ながら、懸案を先に解決してから次のステップに進もうとしている」と強調した。
続いて「南北関係が難しい時期である程に、最小限の対話チャンネルを確保することが非常に重要で必要だ。このような雰囲気作りに取り組んでおり、この一環として就任後からいわゆる柔軟化措置を取っている」と説明した。
米韓関係について「今は歴代最高。米韓関係は北朝鮮問題を解決していく重要な鍵」と強調した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面続いて「これまでは堅固な米韓同盟が韓国の防衛、民主主義、経済建設に心強い支えとなった。今後は、同盟が朝鮮半島の統一に心強い支えになることを期待する」と付け加えた。
朝鮮半島の統一について「基本的に南北が推進する。しかし、主な環境を構成するのは周辺4カ国で、特に米・中の役割が重要だ」と明らかにした。
「統一政策の対外的な環境を造成することが非常に重要であり、統一部長官として、現場でこのような役割を果たすことが必要だ。今回の訪米も、このような趣旨で行われた」と付け加えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面この懇談会には、シュナイダーCFR研究員、プリチャード韓国経済研究所(KEI)所長、ジャヌジー上院外交委員会東アジア太平洋担当政策局長など、朝鮮半島専門家10人余りが参加した。