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中国で注目されている海外同胞(朝鮮族) 映画監督、’チャン・ユル’が三作目の映画、‘境界’を製作してベルリン国際映画祭に出品した。

この映画は、今月8日韓国でも封切られて作品性が高く評価を受けている。映画 ‘境界’の舞台はモンゴルに位置する中国辺方の砂漠地帯だ。

この映画の特に注目される部分は、脱北出者が主人公のひとりに登場するという点だ。ある日、チェ・スンヒと彼女の息子のチャンホが尋ねて来る。

北朝鮮から脱出した母子はテントで居住しながら、モンゴルの風習に慣れ、苗木植えを手伝う。お互いの言語と風習は異なるが、彼らはお互いに益々もっと信頼と愛情を送るようになる。

観客たちは、モンゴルの砂漠で、現地人と異邦人が偶然に出会って、お互いを理解し、時にはぶつかり、結局別れる過程を見守るようになる。

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映画では、脱北出者たちの脱出過程や、北朝鮮の難しい現実に対する訴えはない。しかし、モンゴル草原まで脱出して、貧しい生活が続く脱北出者たちの数奇な運命を思わざるを得なくする。

脱北出者を逮捕し、北朝鮮に強制送還することを原則にする中国で、それも世界的に注目を引く朝鮮族出身映画監督が、自分の映画に脱北出者を登場させたということだけでも注目を浴びている。