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両江道恵山市と吉林省長白を結ぶ橋の補強問題で、北朝鮮と中国の間で神経戦が繰り広げられており、その結果が注目されている。

1日、中国の対北消息筋によれば、中朝はかなり以前から、恵山・長白を繋ぐ現在の親善の橋が交通量を処理しきれていないとの認識を共有していた。特に、中国の投資によって、恵山青年鉱山の銅生産が今年4月から大幅に増加し、大型トラックの運行の増加によって老朽化した橋の安全性の問題が浮上した。

中国は拡張補強工事を北に伝えたという。しかし、北朝鮮は反対の立場を示し、別の場所に新たな橋の建設を提案している。

この消息筋は「朝鮮はこの橋のすぐそばに『金正日の史跡碑』があるという理由から拡張工事に反対しており、橋の新設工事を主張している。特に、中国が必要として橋を作るのなら、建設費用を全て負担するべきだと無理な注文をしている」と述べた。

この橋は1990年に建築されたコンクリート国「の1車線道路で、トラックの走行に不安が高まっている。

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恵山出身の脱北者らによると、この橋を往復2車線に拡張するには、西側方向に拡張する方法しかないという。恵山税関は1階に道路があり、その上にオフィスを高ヲている。

この為、拡張工事をする際には税関も対象となり、橋の東側は急流で工事が難しい。しかし、恵山税関の西側には金正日史跡碑、両江道の金日成革命舘、金正淑芸術劇場などが並んでいる。
 
問題の金正日の史跡碑は、幅5m、高さ2mほどの大きさの花崗岩の記念碑で、1956年6月5日に金正日が平壌第1中学校在学中に同級生を率いて白頭山行軍を行った際にここに立ち寄り「掛弓停」を見学した記念に製作された。

掛弓停は朝鮮時代初期に造られた北方防衛基地。金正日は少年団時代から外部勢力と対立した民族史に大きな関心を見せ、同級生らと共に金日成の革命聖地を巡礼するほどに革命性とリーダーシップが優れていた事を教養する為に石碑を建てた。

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北朝鮮は国策建設事業であっても、金日成、金正日関連の偶像化物がある「革命史跡」は絶対に手をつけない。実例として、恵山では金日成史跡に誤って破損した人物が処刑されている。

1960年代に金日成が恵山を訪問した際、食堂「鴨緑江」で食べた麺を絶賛した事があったという。その後、このレストランには金日成の現地指導を記念する小さな碑が立てられ、革命史跡に指定された。1990年代末に当時の支配人は、両江道道党宣伝部長の承認の下で食堂の拡張工事を行った。その後、2000年の保衛司令部の検閲で「金日成同志の史跡地が無闇に破壊された」との罪によって支配人は処刑され、宣伝部長は解任・追放された。

消息筋によれば、北朝鮮は恵山税関から東に約4km離れた恵山市ヨンプン洞を新たな橋の建設候補地に挙げた。

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しかし、この地域は地帯が高く桟橋を高くする必要があるだけでなく、川幅も広い為に建設費用が高まると予想される。特に、建設コストを中国に負担する様に要求しているのも難航の原因である。また、長白に2つの税関を設ける事も、地方自治体が決定出来る問題ではないため、吉林省が難色を示しているという。

消息筋は「北朝鮮がとんでもない要求をしている。当分は結論が出ないだろう」と展望した。

中国が友好橋の拡張工事を放棄する可能性も少なくない。 2005年の会寧と三合を結ぶ橋の補強工事の際には、北朝鮮が建設コストの共同負担を拒否した為、中国は拡張を諦め鉄骨国「だけを補強した事例がある。この橋は現在も半分は中国が補強した状況のままで、歪な橋として残っている。