先月28日、中国山東省青島海域で沈没した貨物船の乗組員9人が行方不明となっているが、その中の1人の遺体が31日午前発、見された。
1日、中国の新華社通信によると、先月28日午後7時35分に青島海域で2隻のパナマ船籍の貨物船が衝突し、1隻が沈没した。
沈没した貨物船に乗っていた19人の北朝鮮人船員の中9人は救助されたが、10人は行方不明となった。船員はすべて北朝鮮人で、行方不明者の中1人の遺体が中国海洋当局の調査の作業の末、31日午前に発見された。
また、救助された9人の中1人も死亡し、2人は現在入院治療を受けていると伝えた。残りの6人の船員は、ホテルで待機している。
青島市の海上捜索救助センターは事故発生後、13隻の救助船を動員し調査に乗り出したが、未だに行方不明の船員を発見出来ていない。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一方で、船員らが乗っていたオリエンタルサンライズ(ORIENTAL SUNRISE)号と衝突した貨物船ハンバーグブリッジ(HAMBURG BRIDGE)号は近くの港に停泊し、事故の経緯と関連した調査を受けている。
一方、2隻の貨物船が衝突した現場周辺には、縦10m、横300m程の広さでガソリンの流出が発生している。