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独裁国家の相次ぐ崩壊が続く中、北朝鮮の体制危機が指摘されているが、中国やロシアの専門家らは北朝鮮が崩壊する可能性は極めて低く、金正恩の権力継承環境も安定していると分析している。

パベル・レシャコプ(Pavel S. Leshakov)モスクワ大学教授は25日、韓国世界地域学会が主催した国際学術会議「ポスト金正日体制と朝鮮半島」で、「北朝鮮は驚異的な生存力で大餓死期間を勝ち抜いた。権力の継承環境も1990年代の金正日の継承当時よりも良好」と述べた。

続いて「金正日の権力継承時期には、旧共産圏とソ連が没落した。その一方で援助も途切れ苦しい時期だった」と評価した。

「しかし、現在は北朝鮮の支援国家の中国はG2に浮上した。さらに、WMDを自主的に生産し出したという自負心も持っている」と付け加えた。

同教授は、金正恩の権力継承の良好な環境に対し、▲金正日の権力継承時期は、配給システムが崩壊し始め大飢餓を経験したが、現在は国際的な援助を受ける事が出来る▲金正日が長期間に渡って、中国・ロシアを訪問出来る程に健康が好転した点などを追加で提示した。

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「北朝鮮の全体的な状況から判断すれば、北朝鮮政権は崩壊とは距離が遠く、権力継承環境も当分は良好と言わざるを得ない」と強調した。

ユ・ジ(You Ji)ニューサウスウェールズ大学教授も金正恩が北朝鮮の権力エリートの支持を受けていると思われると分析した。

ジ教授は「金正恩の権力継承準備は長期間に渡って準備された。2001年から金正日が金正恩に権力を継承させる意思を表していたという。密かに進行されていた。北朝鮮のエリートは、金正恩を推戴しなければ皆が一緒に沈没するという考えを持っており、金正恩の権力は既に強固だと思う」と主張した。

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続いて「金慶喜(キム・ギョンヒ)張成沢(チャン・ソンテク)も支援を行なっており、金正日が長期間に渡って後継授業を上手く行うと思われる。政権が強固となる可能性が高い」と展望した。

レシャコプ教授は、露朝経済協力と関連し「プーチンはロシアをエネルギー大国に浮上させようとする腹案を持っている。北朝鮮の債務救済をカードにし、経済的に北朝鮮を影響圏に抱き込む考えを持っている。両国の経済協力関係は急速に強化されている。経済援助の可能性も排除できない」と述べた。