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「統営の娘」申淑子(シン・スクジャ)さんの夫の呉吉男(オ・ギルナム)博士は、妻と二人娘の救命のために25日からドイツを訪問する。ドイツ国際人権連合(IGFM)の招請で行われる今回のドイツ訪問には、「北朝鮮反人道犯罪撤廃の国際連帯(ICNK)」代表団として北朝鮮政治犯収容所解体本部のキム・テジン代表が同行する。

キム代表はこの日、出国に先立って「呉博士はドイツ政府や関係者に協力を要請する道が開けるという期待感から興奮している」とデイリーNKに明らかにした。

キム代表は「先日、いいタイミングでアムネスティ・インターナショナル、ヒューマンライツウォッチ(HRW)などの15カ国30の団体が国際連帯(ICNK)を結成した。申淑子母娘に向けた国内の雰囲気も盛り上がった状態なので、今回のドイツ訪問は国際社会にこの問題を訴えるいい機会である」と強調した。

呉博士とキム代表は30日までドイツに滞在し、申淑子母娘の送還と政治犯収容所解体を促す活動を広げる予定。

海外在住の韓国人との交流を通じ、尹伊桑(ユン・イサン)、宋斗律(ソン・ドゥヨル)らの親北行為を話し、彼らを擁護する人物らに議論を提案する計画だ。また、「ベルリン・共産独裁犠牲者を追悼する図書館」を訪問し、北朝鮮の政治犯収容所の人権侵害の実態を証言する。

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また、駐独北朝鮮大使館前での抗議集会も控えている。呉博士は、家族の早期帰国と政治犯収容所解体促すデモに加え、金正日に抗議の手紙を送る予定。

この他にも、呉博士らは独政府に申淑子母娘の救出に乗り出すことを提案をするという。呉博士と申淑子が北朝鮮入りした当時、西ドイツが発行した亡命旅券を所持していたためであり、独政府が協力するならヨーロッパの世論に大きな影響を及ぼすものと見られる。