ここまで飢えが…北朝鮮「山奥の洞窟」で起きた衝撃事件

発病を防ぐ唯一の方法は、複数回に渡って狂犬病ワクチン接種を受けることだ。日本では国内での感染は長年起きていないが、北朝鮮と軍事境界線を挟んで向き合う韓国では、度々発生している。その多くが、軍事境界線を超えてやってきた野生動物を媒介にしたものと言われている。

昨年韓国で猛威を振るった家畜伝染病、アフリカ豚熱(旧称アフリカ豚コレラ、ASF)も同様のルートで北朝鮮から広がったものと推測されている。

(参考記事:新型コロナに苦しむ北朝鮮でアフリカ豚熱再発

部隊は、家族に亡くなったことを知らせ、遺体を引き取るように一方的に通告した。しかし、新型コロナウイルスの感染防止対策として国内移動が制限されている今、家族は黄海北道から数百キロ離れた清津まで行けないために、部隊で手厚く葬ってもらいたいと伝えた。

骨髄まで…

情報筋は、彼女の遺体がどのように葬られたかについて触れていない。一方で現地の別の情報筋は、事故で亡くなった兵士が、まるでゴミのように捨てられた件について伝えた。

事故が起きたのは今年4月末。清津郊外の青岩(チョンアム)区域に駐屯する部隊で、訓練中に平安南道(ピョンアンナムド)出身の20代の兵士が、銃の暴発で顎の骨の一部が吹き飛ばされる重傷を負った。しかし、まともな治療を受けられず、骨髄まで炎症が広がり、数日後に死亡した。

部隊は「事故は本人の不注意によるもの」だとして、葬儀費すら出そうとせず、家族に一方的に遺体を引き取るように通告した。結局、兵士の遺体は棺桶にも入れられないまま、裏山に埋められてしまった。この話を伝え聞いた市民は、あまりにひどい扱いに憤っているという。中でも、自分の息子、娘を軍隊に送り出した親たちにとっては、決して他人事ではないのだ。(参考記事:北朝鮮「骨と皮だけの女性兵士」が走った禁断の行為