ここまで飢えが…北朝鮮「山奥の洞窟」で起きた衝撃事件

黄海北道(ファンヘブクト)の農村出身のこの兵士は、部隊に配属された5年前から副業小隊で勤務し続けてきた。

この「副業」とは、部隊で消費する食糧を生産することを指す。朝鮮人民軍は慢性的な食糧不足に悩まされており、それを解消するために副業地と呼ばれる農地を所有、兵士たちに食べさせる農作物を生産している。

彼女は、トウモロコシ畑で農作業中に、周囲を徘徊していた野犬に噛まれてしまった。周囲には人が大勢いたが、傷口が小さかったことから、本人を含めて誰も大したこととは考えなかったようだ。農繁期で忙しかったこともあり、結局病院には行かなかった。ところが、数日後に亡くなってしまった。実はこの犬、狂犬病に感染していたのだ。

副業小隊は慢性的な飢えに苦しむ兵士たちの「生命線」であり、農繁期に作業を休むのは難しい。そうした事情が、彼女の死を引き寄せてしまったのかもしれない。

ゴミのように捨てられ

狂犬病は、発病すれば治療方法のない恐ろしい病気だ。