ここまで飢えが…北朝鮮「山奥の洞窟」で起きた衝撃事件

「人民班(町内会)が行方不明の通報をしても、安全部(警察署)は発見に至らなかったが、山奥の洞窟で死んでいる家族が次々に発見された」(パクさん)

このような状況下、当局はどのような対策を打ち出しているか。この問いに対し、3人が挙げたのは「自力更生」だ。

(参考記事:【北朝鮮国民インタビュー】自力更生を叫んでばかりの政府は無能

つまり、地域住民が近隣に目を配り、煙突から煙が出ていない――つまりは食事の準備をしている様子のない家を見たら、たずねて行って事情を聞き、助け合おうと呼びかけているという。

これはつまり、当局は食料配給などの措置を取らず、対策を住民に丸投げしているということだ。

朝鮮労働党会寧市委員会や人民委員会(市役所)の役人は地域を周り、「飢えている世帯を把握せよ」と講演をするばかりだと、リさんは伝えた。

例年なら、麦の収穫が始まる初夏になれば、食糧事情はいくぶん落ち着くが、住民の間では「状況は改善しないだろう」と悲観的な話が聞かれるという。

野犬に襲われ無残にも…「21歳女性兵士」の悲劇

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は、清津(チョンジン)市郊外に駐屯する高射銃部隊で兵役についていた21歳の女性兵士の非業の死について伝えている。