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今月20日に出版された北朝鮮の地下ジャーナリストたちの内部機関誌、’臨津江’の第1号には、去年9月に咸鏡北道清津市で発生した、中学生の行方不明事件が紹介されている。

機関誌は失踪した生徒たちが全て同じ学校に通っており、15歳という共通性があると主張した。失踪した3人のうち、2人は男子生徒で、1人は女子生徒だという。9月の1ヶ月間に連鎖的に失踪した。

機関誌は”この事件の特徴は、15歳という大きな子供たちが市内で、それも人であふれる時間帯に、何の音沙汰もなく消えたという点”と伝えている。現地ではこの事件は、子供の人身売買をする人たちが関っている可能性があると推測しているという。

このうち少女は、昼に学校から帰って来た娘に、母親が市場におつかいに行くように頼んで家を出たが、帰って来なかったという。また、少年の1人は朝学校に登校したが、学校から欠席の通知がきた。

もう1人の少年は学校から下校する途中に、裏通りで消えたという。この少年に関して、機関誌には目撃者の証言もある。機関誌は”この少年が同じ日の昼時に、見知らぬ男性と学校のそばの町角に立っているのを見たという人がいる”と伝えた。

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機関誌はまた、”行方不明になった子供の両親は、学校の先生や友逹に会ったが全く無駄だった”と述べ、”少女の母親は家の長女が消えたと、魂が抜けたように町内を歩いていた”と伝えた。

該当地域の人民班長も、役場と保安所に失踪の事実を伝えたが、’分かった’という返事だけだったという。3人の生徒の失踪の事実が周囲に伝えられ、同じ年齢の生徒の父兄も不安で苦しんでいるが、商売をしなければならない立場なので気を使うことができないと伝えた。

記事を書いたぺク・ヒャン記者は、”今回消えた子供たちは1991年生まれで、’苦難の行軍’の真っ只中でお粥を食べて耐えた、本当に大事な生徒たち”と言い、”子供を失った家庭はもちろん、彼らが働くようになる将来の私たちの社会や国家にとって、大きな損失に違いない”と述べた。