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統一研究員のキム・スアム研究委員が21日、“北朝鮮の政治犯収容所では、保衛員たちの恣意的判断と感情による処罰が暗黙的に黙認され、それが国「化されることで暴力と殺人が合法的されている”と述べ、収容所の解体が急がれると主張した。

キム研究委員はこの日の午後に、ペジェ大学学術支援センターで開かれた、平和財団主催の‘北朝鮮の拘禁施設の実態と改善法案’という専門家フォーラムで発表し、”政治犯収容所の問題は非常に切迫したもので、反人間的な人権蹂躪が行われているので、一般の北朝鮮の人権問題に含めて扱うのではなく、独立した議題として設定しなければならない”と強調した。

キム研究委員はまた、北朝鮮では北朝鮮の刑法の規定にもかかわらず、姙娠した女性の拘禁が行われ、強制堕胎のような人権蹂躪に関する証言も多く提起されていると発表した。

更に、“北朝鮮の政治犯収容所で、女性たちは暴力と強制労働に苦しみながら、収容所生活を始めて数ヶ月後には、やつれて骨だけが残るほどにやせ、男性と区別するのも困難なほどになる”と語った。特に、“北朝鮮の拘禁施設では北朝鮮を脱出した女性たちを中心に、性的虐待が行われている”と指摘した。

またキム研究委員は、“政治犯収容所の代表的な人権蹂躪は’連座制’の適用”と言い、“北朝鮮の政治犯収容所の約60%は何の罪も犯していない政治犯の家族や、知り合いとして連座制を適用されて収監された人々だ”と語った。

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更に、改善法案に対して、拘禁施設での人権蹂躪の実態の調査のために、ドイツの事例をあげて、’北朝鮮人権記録保存所’の設立を主張した。

北朝鮮の完全統制区域出身の脱北者シン・ドンヒョクさんは、“南北関係がよくなったらよいが、韓国政府は南北関係を北朝鮮の収容所にいる20万人の収容者の生命よりも重視しているのか問いたい”と述べ、“韓国政府が生命を重視するのならば、北朝鮮の人権問題に関心を向けてほしいと思う”と話した。

平和財団のポプ・リュン理事長は、”反北朝鮮的立場で北朝鮮の人権問題を提起したり、あるいは南北の和解を前面に立てて北朝鮮の人権問題を無視することから、韓国政府と市民社会は脱皮しなければならない”と述べ、”実態を総合的に点検して南北の和解を害さないようにしながら、北朝鮮の人権改善が実現する方案を探らなければならない”と語った。