北朝鮮当局は対北ビラに対し、「ビラ散布は単なる挑発ではなく、同族に対する公然たる戦争行為」と敏感な反応を見せた。
朝鮮労働党機関紙の労働新聞は10日、南北将軍級軍事会談・北側代表団団長が韓国側に送った警告通知文を紹介し「朝鮮半島は対話か対決か、平和か戦争かという重大な岐路に置かれている。南側は醸成されたされた事態を直視し、和解と協力、物理的な対決の重大な岐路において賢明な選択をしなければならない」と主張した。
同紙は、膨大な量のビラとUSBの小冊子が北朝鮮地域に散布されている事を取り上げながら、「特に、『自由北朝鮮運動連合』所属の反共熱狂者らは、我が党創立日に臨津閣から反共和国ビラを散布する計画をマスコミに堂々と公開している。これ以上は容認出来ない状況に至った」と警告した。
続いて「我が軍隊と人民は、既に世の中に明らかにした通り、南側の連続的な挑発戦争行為に対し致し方なく物理対応を取らなければならなくなっており、これに伴う万端の体制を整えていることを改めて想起させる。南側は、我々の軍隊の最後の通告を熟慮しなければならない」と脅した。
一方、脱北者団体は、朝鮮労働党創立66周年であり、黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元労働党秘書1周期の10日、臨津閣で対北ビラを散布した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面自由北朝鮮運動連合の会員20人余りはこの日午前11時45分頃、京畿道坡州市臨津閣望拝壇で、黄前書記の写真と対北ビラ20万枚、1ドル紙幣1000枚、ラジオ100機などを大型ビニール風船10個に吊り下げ、北へ飛ばした。