韓国政府は、北朝鮮が水害支援の受け入れの意思を明らかにしないことから、水害支援を撤回することにした。
韓国政府は先月初めに大韓赤十字社名義で乳幼児用の栄養食、チョコパイ、ラーメンなど計50億ウォン規模の水害支援を提案した。しかし、北朝鮮は、現在に到るまで受け入れ意思を明らかにしていない。
政府当局者は4日、「いつまで待つことができないので水害支援手続きを終了し、用意された水害支援物資は適切な手続きを通じて処理されるだろう」と明らかにした。
引き続き「用意された水害支援物品に関する法的な規定があり、今後大韓赤十字社と相談して処理する。純粋な人道的支援が北朝鮮の無回答によって中止される事を、残念に思う」と付け加えた。
「北朝鮮が(遅まきながら)受け入れ意思を明らかにする場合の対応は、その時に判断する」と明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮は水害支援の規模、項目を理由に受け入れを拒否しながらも、米やセメント等の大規模な支援を求めてきた。しかし韓国政府は純粋的な人道的支援の性格を超えて悪用される可能性があるという判断によって、このような要求に応じなかった。
これと関連し、当局者は「支援規模と品目から北側が収容しないと判断している事を(専門家らが)知っている。純粋な人道レベルの支援であるだけに、北朝鮮が収容しない理由を政府が話すのは適切ではない」と述べた。
先立って、韓国政府は先月15日、1次支援として乳幼児用の栄養食20万食を京義線と東海線の陸路を通じてそれぞれ15万、5万食を北朝鮮に提供すると通知している。