同通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮の２０２１年国家予算執行の決算と２０２２年国家予算について

【平壌２月８日発朝鮮中央通信】朝鮮最高人民会議第１４期第６回会議で、チュチェ１１０(２０２１)年国家予算執行の決算とチュチェ１１１(２０２２)年国家予算に関する報告を財政相であるコ・ジョンボム代議員が行った。

報告者は、全人民が５カ年計画遂行の突破口を開くための総攻撃戦を力強く繰り広げて自分の部門と単位、国家の経済的潜在力を増大させることで、昨年の国家予算が成功裏に執行されたと言及した。

昨年、全ての生産およびサービス単位を国家予算システムにもれなく網羅させるとともに、財政収入源を探求、動員して国家歳入を増やしたし、国家的な非常防疫対策を徹底的に立てる中で自立経済の潜在力を引き出して人民の生活を最大限安定させることに国家的な投資を集中した。

国家歳入は１００．２％に執行されて、２０２０年に比べて１０１．１％に成長した。

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多くの工場、企業が国家予算納付計画を超過遂行し、各道・市・郡で地方歳入計画を１００．１％に執行した。

国家歳出は、９９．９％に執行された。

国家経済の自立的構造を完備し、人民の生活を安定させるための経済建設に２０２０年に比べて１００．４％の予算資金を回した。

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建設部門に予見した資金を計画通りに円滑に保障することで、住宅の建設が推進され、重要対象の建設が完工した。

金属工業と化学工業部門に投資を集中するとともに、人民経済の発展に２０２０年に比べて１００．６％に該当する資金を支出した。

科学技術部門に対する投資を２０２０年に比べて１０１．６％に増やすことで、経済発展と人民の生活向上に寄与した。

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非常防疫活動を国家活動の第１順位に置いて強力に展開するとともに、教育の条件と環境を一新し、保健医療部門の物質的・技術的土台を改善するのをはじめ、社会主義文化を発展させることに２０２０年に比べて１０１．８％の資金を支出した。

戦争抑止力を質量ともにいっそう強化し、国家の安全のために歳出総額の１５．９％を回すことで、国と人民の尊厳と安全を守り抜くことに寄与した。

報告者は、今年、党中央委員会第８期第４回総会が示した朝鮮式社会主義の全面的発展を資金的に裏付けることについて述べた。

国家歳入は昨年より１００．８％に成長することに予見し、その中で歳入の基本項目である取引収入金は１００．６％、国家企業利得金は１００．９％増えて収入総額の８３．５％を占めることになる。

この他に、協同団体利得金は１００．４％、減価償却金は１００％、不動産使用料は１００．３％、社会保険料は１００．２％、財産販売および価格偏差収入は１００％、集金収入は６．８倍、その他の収入は１００．２％、特殊経済地帯収入は１００％に執行することを予見した。

国家歳入で中央歳入は７３．９％で中央経済による収入が圧倒的割合を占め、各道・市・郡では地元の収入で支出を保障し、多額の資金を中央予算に納入することになる。

国家歳出は、昨年に比べて１０１．１％に増えることになる。

経済建設に対する投資を昨年に比べて１０２％に増やすことになる。

農業部門に対する予算項目を別に設け、昨年に比べて大幅に増やして編成した。

金属、化学、電力、石炭、機械工業、鉄道運輸など基幹工業部門と軽工業、水産業など人民経済の全ての部門で現行の生産を活性化させながら、生産土台の整備、補強をより力強く推し進めることに必要な資金需要を円滑に満たすことになる。

科学技術部門に対する投資を昨年に比べて１００．７％に増やすことになる。

重要対象の建設を推し進めることに必要な資金を計画通り保障することになる。

歳出総額の１５．９％を国家防衛力強化に回すことになる。

国家予算に大流行伝染病をはじめとする世界的な保健危機に対応するための支出項目を新たに設け、昨年に非常防疫活動に支出された資金より１３３．３％に増やすことになる。

社会主義文化を全面的に発展させることに、昨年に比べて１００．４％に該当する資金を予見し、教育部門は１０２．６％、保健医療部門は１００．７％、文化部門は１００．３％、スポーツ部門は１００．８％に増やすことになる。

在日同胞子女に多額の教育援助費と奨学金を送って、総聯（在日本朝鮮人総聯合会）の民主主義的民族教育の発展を引き続き促すことになる。

報告者は、今年の国家予算を狂いなく執行することで、自存、自立の強国を一日も早くうち建てるための全人民的な総攻撃戦を財政的に裏付けていくと強調した。－－－