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金正恩が公式登場して1年が経った。昨年の党代表者会で党中央軍事委員会(以下党中央軍事委)副委員長に任命された金正恩は急ピッチで軍内の支持基盤を確保しようとしている。

公式登場以前より、『先軍軍継承者』としてのイメージを積み重ねた金正恩は父・金正日の保護の下、軍部隊の改編と対南軍事攻撃など全般的な軍意志決定に積極的に参加していると推測される。事実、公式登場以後の対南工作や挑発について北朝鮮内部では金正恩の『作品』として宣伝されている。

昨年6月の最高人民会議で金正恩は、憲法上は国家最高機関の地位である国防委員会に名前を連ねることができなかった。しかし、3ヶ月後の党代表者会では党規約改正を通じて党中央軍事委は、党の軍事政策を決め朝鮮人民軍を含む全ての武力と軍需産業を組織指導する軍関連の最高指導機関に浮上した。

この措置には経歴が浅く支持基盤が弱い金正恩が短期間で北朝鮮体制を支える二大柱、『党』と『軍』を掌握できるよう金正日の『配慮』が働いた。これによって金正恩は新設された党中央軍事委副委員長、軍のナンバー2として不動の地位を持つようになった。

現在の北朝鮮メディアを分析すると党中央軍事委は5大権力機関のなかで、党中央委員会の次に、そして国防委員会、最高人民会議常任委員会、内閣の前に呼称されている。

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党中央軍事委に所属する委員の全員が軍と党職以外に党中央委委員を兼ねており、崔相旅(チェ・サンニョ)とチェ・ギョンャ唐?怩ュと、全てが第12期最高人民委員会代議員職を兼ねている。また、党代表者会以後に軍部の核心人物として浮上したキム・ヨンチョル偵察総局長と李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長も軍事委を構成する人物だ。

金正恩の指揮下にある党中央軍事委に所属する人物が『党』と『軍』そして政府機関の主要職責を掌握していることになる。したがって金正恩は党と軍に関するすべての政策について事前に報告を受ける地位に位置にいると見られる。

党中央軍事委に所属する人物の地位は、金正日と金正恩の公開活動に随行する頻度数を見ればより明確になる。祖父金日成のイメージと金正日の統治方式を真似る金正恩の権力掌握のプロセスを見ると、公開活動に同行する人物が今後の権力の核心人物として浮上する可能性が高い。

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■金正恩随行頻度から見る核心側近の展望

9月20日までの北朝鮮メディアを分析した結果、今年に入って金正恩は総61回の公開活動を行った。このうち、軍関連の公開活動が18回、経済関連が16回だった。

公開活動に随行した人物としては党中央軍事委に所属する委員が最も多い。このうち張成沢(チャン・ソンテク:1946年生)国防委員会副委員長は計51回で一位だった。金正日の妹であり金正恩の叔母である金慶喜(キム・ギョンヒ)の夫である張成沢は労働党部長、国防委員会副委員長、海外投資誘致責任者に至る『党』『軍』の行政で幅広い役割を担っている。

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張成沢の後に続くのは、李英鎬(リ・ヨンホ:1942年生)と金正角(キム・ジョンガク:1941年生)の36回だった。党中央軍事委副委員長である李英鎬と総政治局第1局長の金正角は金正恩の軍部掌握をサポートする役割と同時に指示事項を執行していると見られる。天安(チョナン)艦・延坪島(ヨンピョンド)挑発を敢行した偵察総局長のキム・ヨンチョルも党中央軍事委に所属する。

また、朱奎昌(チュ・ギュチャン:1928年生)の32回、崔龍海(チェ・ヨンヘ:1950年生)の28回も目立つ。朱奎昌は党の機械部長として軍と経済関連の公開活動に時折随行していることから金正恩の厚い信頼を得ているようだ。金正日は2009年からコンピュータ数値制御を意味する『CNC』というスローガンで金正恩を『技術革新の象徴』として掲げているが、朱奎昌に金正恩を補佐する役目を負わせていると分析される。

崔龍海は、金正日の権力掌握に決定的な役割をしたパルチザン第一世代である崔賢(チェ・ヒョン)前人民武力部長の次男だ。父の威光で苦難の行軍時期にも莫大な外貨を着服し毎晩パーティー三昧だったが結局は左遷されるも、2003年にまたもや復権した。

崔龍海は昨年の党代表者会で党中央委と政治局に名前を連ね、記念写真の撮影でも金正恩のすぐに後列に位置したことから核心勢力であることが把握された。また、他の幹部に比べて比較的 若いことから、大きな誤りを犯さない限り長期間にわたって金正恩をサポートすると予想される。

国家安全保衛部第1部長である禹東則(ウ・ドンチュク:1942年生)と保衛司令官のキム・ウォノン(1945年生)も注目される。今年に入ってから各種の検閲を口実に『党』『軍』の幹部をの「総入れ替え」を断行した。自身の支持基盤を構築しようとしている金正恩にとっては彼らの役割は特に重要だったと見られる。

慢性的な経済難と外部情報の流入などで民心が離反するなか、住民を抑制・統制する保衛機関の役割は金正恩体制の構築に向けて今までのどの時よりも重要と言えるだろう。これ以外にも二人には権力構築に向けて障壁となる要素を排除する役割も受け持つと見られる。

党中央軍事委に所属していないが李明秀(リ・ミョンス:1937年生)人民保安部長の随行も多い。文景徳(ムン・ギョンドク:1957年生)平壌市責任書記の頻繁な随行は、金正恩が平壌に位置する『軍』『経済』関連機関を訪問したことによるものだ。

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