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北朝鮮北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)の清津(チョンジン)化学繊維工場で実験中に爆発事故が起きたのは、昨年10月19日。工場の党委員会から「年末に技術革新案を出せ」とせっつかれた末の事故だったとの声が上がっている。

ところが、責任を取らされたのは現場の責任者だった。現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

(参考記事:北朝鮮の工場で大規模爆発…原因は「党の押し付け」

政府は、今回の爆発事故を重大事故とみなし、事故当時に現場にいた化学試験場の所長と担当研究者を咸鏡北道安全局(県警本部)に身柄を引き渡した。安全局は、昨年12月30日から予審(起訴前の証拠固めの段階)に入っている。

安全局は太陽節(4月15日の金日成主席の生誕記念日)のまでに予審を終えて、2人を裁判にかける方針だ。事件の深刻さを考慮すると、労働教化刑(懲役刑)15年、最悪の場合は無期教化刑の判決が下されると見られている。

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情報筋は、無期刑の可能性が高いとしつつも、国が寛大さをアピールするために15年に減刑される可能性もあるとしている。プライベートでの事故ではなく、国に貢献しようとして事故に至ったことから、その点がどれほど酌量されるかにかかっている。

実験をせっつき、事故の遠因となった工場の党委員会の責任について、情報筋の話では触れられていない。指導的役割を担いながら、事故が起きれば技術者に責任をなすりつけているのだ。

なお、今回の事件については徹底したかん口令が敷かれており、けが人のその後の状態などについては伝わっていない。

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北朝鮮では、技術の国産化を無理やり推し進める過程で事故が多発している。

(参考記事:北朝鮮屈指の重要工場で原因不明の爆発、15人死傷

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