北朝鮮の国防科学院は19日、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試射を行った。朝鮮中央通信が伝えた。
韓国軍合同参謀本部は同日、北朝鮮が午前10時17分ごろ、東海岸・新浦(シンポ)沖の海上から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射したと発表していた。到達高度は約60キロ、飛行距離は590キロと推定されている。
北朝鮮は今月11日、国防発展展覧会で「ミニSLBM」を公開していた。
試射には朝鮮労働党中央委員会の劉進(ユ・ジン)部長、党軍需工業部の金正植(キム・ジョンシク)副部長らが立ち会った。金正恩総書記は立ち会わなかったもよう。
同通信は、「5年前に初の潜水艦発射戦略弾道弾を成功裏に発射して共和国の軍事的強勢を誇示した「8・24英雄艦」で再び新型の潜水艦発射弾道弾の試射を成功させた」とし、「側面機動および滑空跳躍機動をはじめ多くの進化した制御誘導技術が導入された新型の潜水艦発射弾道弾は国防技術の高度化とわが海軍の水中作戦能力の向上に大いに寄与する」と成果を強調した。