北朝鮮の北部、両江道(リャンガンド)では、大々的な非社会主義・反社会主義現象(風紀の乱れ)の取り締まりが行われ、些細なことで逮捕される人が続出している。
この地域は中国との国境に接することから、密輸、脱北の幇助などの違法行為が地元経済に組み込まれており、そんな現状を根底から変えるため、コロナ対策を名目にして、取り締まりを行っているのだろう。 (参考記事:長期化する非社会主義取り締まりで疲弊の度合いを深める北朝鮮国境地域)取り締まりのターゲットとされている人の一つが、「イナゴ商人」と呼ばれる女性たちだ。国が定めた市場ではなく、その周辺の路上で露店を開いて商売している人々を指すが、市場で商売するに求められる一種の税金、市場管理費(ショバ代)すら払えないほど零細な商人だ。
現地のデイリーNK内部情報筋は、今月10日の朝鮮労働党創建76周年を控え、1日から10日までの間に、恵山(ヘサン)市内でイナゴ商人に対する集中取り締まりが行われた。
